季節の鉢物~スカビオサ~

スカビオサとは

スカビオサの和名はマツムシソウ(松虫草)。高原のお花畑を彩るさわやかな花で、昆虫のマツムシが鳴くころに咲くのでこの名がつけられています。

ユニークな花形とソフトな色合いが魅力で、風に揺れて群れ咲く様子には、自然な風情が感じられます。古くから俳句にも詠まれ、

秋の季語ともなっています。小花が集まって大きな頭状花を形づくり、外側の花弁が大きく広がるのが特徴です。

この仲間、スカビオサ属には80種以上があります。花壇や切り花に多く利用されているのは、

花が盛り上がるように咲くS・アトロプルプレア(Scabiosa atropurpurea=セイヨウマツムシソウ)と、

大輪で花弁の広い優雅な花をつけるS・コーカシカ(S.caucasica=コーカサスマツムシソウ)です。

アトロプルプレアは園芸品種が多く、花色も豊富です。鉢物では、S・コンバリアなどをもとにいくつもの品種が育成されています。

四季咲き性が強く、次々と長い間咲き続けます。

スカビオサは切花でも手に入れることが出来ます。

茎が綺麗なので、細長い花瓶に生けるととても綺麗です。

色も青の他に白やピンクなどあります。