季節の鉢物~ラナンキュラス~

ラナンキュラスとは

学名Ranunculus asiaticus
和名ハナキンポウゲ(花金鳳花)
科名/属名キンポウゲ科 / キンポウゲ(ラナンキュラス)属

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

北風の当たらない日なたで管理します。1月から2月は防寒するとよいでしょう。冬期に開花株を入手したら、軒下など霜の当たらない場所で管理します。春暖かくなると草丈が高くなり葉も茂るので、風通しをよくして蒸れないようにしましょう。
開花中は雨に当てないほうが、長く花を楽しめます。また、酸性土壌を嫌うので、庭植えにする場合は、植えつけ場所にあらかじめ有機石灰か苦土石灰を100g/㎡混ぜておくとよいでしょう。

水やり

用土の表面が乾いたらたっぷり与えます。開花中も同様に水を与えてください。5月下旬に葉が黄色く変色してきたら乾かし気味に管理し、すべての葉が黄色になったら水やりを止めて完全に乾かします。

肥料

鉢植え、庭植えともに、元肥として緩効性化成肥料を施します。追肥にも緩効性化成肥料を施します。冬期から咲いている場合は、液体肥料も定期的に併用して肥料切れをさせないようにしましょう。追肥は3月末で止め、葉が枯れる前に肥料が少なくなるようにしたほうが、球根が腐りにくくなります。

病気と害虫

病気:灰色かび病

灰色かび病は、開花期に注意が必要です。株の上に散った花がらが発病の大きな原因になるので、花がらをこまめに取り除きましょう

害虫:アブラムシ、ハモグリバエ

アブラムシは、10月から5月まで発生します。
ハモグリバエは、3月から5月まで発生します。葉に落書きのような白い筋がついたら、幼虫が筋の先端にいるので、葉の上からつぶしましょう。

用土(鉢植え)

水はけのよい、有機物に富んだ用土が適します。酸性土を嫌うので、赤玉土小粒5、腐葉土3、酸度調整済みピートモス2の配合土などに、有機石灰を3g/リットルと、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6など)を5g/リットル混ぜます。市販の培養土でもかまいません。

切花でも人気のラナンキュラスをお庭で育ててみませんか?