季節の花苗~キバナコスモス~
キバナコスモスとは

学名 | Cosmos sulphureus |
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科名/属名 | キク科 / コスモス属 |
分類 | 一年草 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
特性・用途 | 開花期が長く初心者でも育てやすい |
キバナコスモスはコスモス属の一種で、コスモス(Cosmos bipinnatus)同様に栽培の多い種です。学名のスルフレウスは黄色の意味があり、濃い黄色の花を咲かせるため、コスモスとはかなり違った印象を受けます。コスモスより葉幅が広く、耐暑性があり、メキシコの自生地でもコスモスより標高の低いところに住み分けて分布しています。原種は草丈1m以上になり、やや短日性ですが、園芸品種は草丈が低く、日長に関係なく開花します
育て方のポイント
日当たり・置き場所
日当たりと水はけのよいところであれば、土質もあまり選ばず、やせ地でもよく育ちます。肥よくなところでは葉が大きく茂りすぎるくらいです。低温や日照不足では生育が悪く、花つきもよくありません。高温には強く、真夏も咲き続けますが、赤の色は出にくいこともあります。
水やり
庭植えの場合はほとんど不要です。タネをまいたときや苗を植えつけたときは、乾き具合を見て水やりをします。鉢植えでは、過湿にならないよう注意し、用土が乾いたらたっぷり与えるようにします。
肥料
堆肥や腐葉土などを混ぜておけばほとんど不要です。開花期間が長いので、鉢植えでは、元肥のほか、月に1回くらい置き肥を施します。
病気
うどんこ病、灰色かび病など
込みすぎや、風通しが悪いと発生することがあります。
植えつけ・植え替え
発芽適温は20~25℃で、発芽までの日数は7~12日です。コスモスより高い温度がよく、日数もよけいかかります。花壇に直まきする場合、すじまき、ばらまき、点まきの方法があり、タネが隠れるくらいに薄く土をかけます。ポットなどにまいて苗を育ててから植えつけることもできます。通常、株間は20cmぐらいです。何回かに分けて、時期をずらしてまくと、花の観賞期間も長くなります。
ふやし方
一年草なので、毎年タネをまきます。タネが熟したら採種して、春まで乾燥貯蔵しておきます。品種によっては、色や性質が変わってくることもあるので、1~2年ごとに新しくタネを購入するのが確実です。
花を長い期間咲かせるため、花がらは早めに切り取ります。最後のほうの花はタネとり用に残しておいてもよいでしょう。
ぜひ一度、この秋に植えてみてはいかがでしょうか?