季節の鉢物~イベリス~
イベリスとは

学名 | lberis |
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その他の名前 | トキワナズナ、マガリバナ(屈曲花)、トキワマガリバナ、キャンディタフト |
科名/属名 | アブラナ科/マガリバナ属(イベリス属) |
育て方のポイント
栽培環境・日当たり・置き場
日照が多く、比較的温暖で乾燥した地中海性気候の環境を好みます。
ウンベラータ種など秋まき一年草の種類では、日当たりと水はけのよいところで育て、寒冷地では防寒が必要です。
多年草のセンペルビレンス種は耐寒性が強く、寒地でも冬越しできますが、高温期の多肥多湿に弱く、蒸れて株が腐りやすいので、できるだけ水はけをよくしておくことが大切です。
水やり
春と秋の成長期は、用土が乾き始めたらたっぷりと水を与えます。梅雨期からは、乾かし気味に水を与え、株が蒸れないように注意します。
肥料
春と秋に施し、6月以降は肥料分が残らないようにします。秋まき一年草の場合は、本葉が開くころから薄い液体肥料を月に3~4回施し、冬までにしっかりと株をつくっておきます。
病気と害虫
病気:灰色かび病
多湿になると灰色かび病が出やすくなります。日当たり、風通し、水はけをよくして予防します。
害虫:アブラムシ、コナガ、アオムシなど
被害を見つけしだい防除します。
用土(鉢植え)
一般的な草花用培養土が利用できますが、水はけをよくするため、鹿沼土や軽石などを2割くらい混ぜておくとよいでしょう。
センペルビレンス種を確実に夏越しさせるには、山野草用培養土を利用します。ただし、本種を一年草のように扱うなら、それほど用土や場所は選びません。
剪定
剪定を行わなくても、自然に樹形が整いますが、強い枝が出て樹形が乱れた場合や、株を小さくしたい場合は、花後なるべく早い時期(5月から6月)に行います。伸びすぎた強い枝や、花がつかない古い枝は基部から切り取ります。株を小さくしたい場合は、好みの高さで剪定しますが、芽の1cmほど上で切りましょう。
イベリスは、砂糖菓子のようなかわいい花が株を覆うように咲き、春の花壇を彩ります。
お庭やプランターの主役のお花が一層引き立ちます。