季節の鉢花~ガーデンシクラメン~

ガーデンシクラメンとは

英名・学名cyclamen・cyclamen persicum
分類多年草
原産地北アフリカ~中近東、地中海沿岸

9~11月頃になると、園芸店やホームセンターなどに、ガーデンシクラメンの苗が並び始めます。

苗が多い早い時期に購入する方が好みの品種を選べます。しかし、あまり早い時期に購入しすると、暑さや環境の変化で株が急激に弱ることがあります。

ガーデンシクラメンの苗は、ある程度涼しくなる、10月中旬以降に購入したほうが、冬に向けて元気な苗を選びやすいです。

また、ガーデンシクラメンは、品種により耐寒性・耐暑性がかなり違います。なので、品種とその特徴を理解して購入すると育てやすいです。

育て方のポイント

栽培環境・日当たり・置き場

ガーデンシクラメンは、大型のシクラメンに比べると、耐寒性が強く耐暑性もやや強いので、屋外で比較的容易に育てることができます。

花壇、庭などに地植えもできますし、寄せ植え・鉢植えなど容器栽培にも向いています。

寒さよりも暑さに多少弱いので、地植えで夏越しをさせたい場合は、冬は日が当たり、夏は明るい日陰や半日陰になる場所が最適です。

湿気が高く、空気がこもった状態を嫌うので、いずれの季節も風通しの良い場所が適しています。

水やり

植え付けから1週間~2週間ほどは、まだ根が落ち着いていないため、あまり乾燥させないように水やりをします。

それ以降、地植えはよほど雨が降らずに、土が乾燥していると感じた時のみ、水を与えるようにします。

寄せ植えや鉢植えの場合も、冬の間は土の表面が乾いて見えてから2日~3日経ってから、容器の底から水が出てくるまでたっぷり与えるようにします。

冬の間、夕方以降に水を与えると、水が凍って株が傷みます。できるだけ気温の高い日中に与えるようにします。